カンピョウサオハカリ

ameen2005-08-02

上皿棹秤と書いて”かんぴょうさおばかり”と読む、らしい。パン屋では”はかり”としか呼ばない。 ameen's ovenにはこのタイプの秤がなかったので、購入しようと思い調べてみたら、結構お高い!4万〜5万円也。まぁ、仮にも計量機だ、社会の秩序を保つ厳密な道具な訳で、、、と、もっと調べていくとどうも、もうこの上皿棹はかりは無くなりつつあるらしい。古いメーカーが倒産したり、製造中止になっている。もうなんでもデジタルなのだね。
でもね、デジタルは反応が遅いぞ!パン生地の分割がまどろっこしいじゃないか。デジタルは数字が出るまで待たされる、この棹はかりだとパン生地をのせたとたん棹がふれて、そのバランスですぐ重さが分かるんだ。と、思案していたら近所の古道具屋の店先にダンボールに放り込まれているのを発見!こんなところに、、、店の親父さんに値段を訊くと、気のないように1,500えんや、と奥からの返事、即買い。おもりがいくつか無いけど、りっぱなもんや。

持ち帰って、ネジをはずして解体掃除、磨いてきれいにする。 どうして動くのか解らない機械や謎のPC全盛の世の中で「力点・支点・作用点で載せた物を計る」という見てどういう構造になっているか理解できる機械は、なにかホッととする。