移行します。

ここでこの「こなくりこねくり日誌」も終了し、新しいブログに引き継ぎます。 ありがとう。「one oven one table and one love」 http://ameentable.exblog.jp/ これからは、ここにてお会いしましょう。

クリムゾン・ルバーブ

ルバーブのお菓子を焼いたので、北海道から届いたルバーブの写真をのせておきます。 ルバーブはもともとシベリヤ原産らしく、寒い荒野でしっかり生きて行くぞ、っていう力強い茎と大きな葉をもっていて、大きなものは2mにも成長するそうです。 今回、ameen…

toniさんのケータリング

最近パン屋はどうしてるんだい、パンばかり焼いているのかね、音沙汰がないねぇ。 いや、、、たしかにパン焼きの日々だけど、とにかく満開の桜でお酒も飲んだし、アボリジニーのおばさんの絵も見に行った、ちょっと筆不精なだけで、、、そうそう先日toniさん…

ひとつ

2年ほど前、広島に行った折に妙な看板が田舎の県道沿いに立っているのを発見、地元の友人に尋ねると、「あぁ、あれはね、その先にあるお寺の住職さんが建てたんだよ、あのお坊さん、ちょっと変ってるから。」 とのこと。 ”いのちは” と大きく墨書きされた看…

のりくらに行きました。

このお正月、のりくらに行ったことを書いておこう。 10年前に働いていたパン屋ル・コパンを訪ねたんだ。 石釜と薪でパンを焼いているル・コパンで、僕は勘で火加減と温度を手で見てパンを焼くことを覚えさせてもらった。 この感覚はいまガスのオーブンを使っ…

2007年おしまい!

おっと、いけないもう今年も終わってしまう。 12月に入ってシュトレン焼きの日々、漬け込んだドライフルーツのラム酒に酔っぱらったように働いていたか、過ぎてしまえばお祭りの後のように寂しい。 今年もたくさん季節毎にパンを焼いたけれど、ameen'soven「…

雪虫

北海道のお客様から雪虫が飛んで、今にも雪が降ってきそうなくらい、、、とメールをいただいた。 雪虫のことをはじめて知ったのは、10代最後の夏から冬が始るまでの数ヶ月を過ごした阿寒湖畔。 大阪の街育ちの僕には秋の道東の自然はあまりに美しく生まれて…

栗名月

今夜は、前回のメールニュースあとがきに少しふれた栗名月、十三夜の月でした。 前の満月を芋名月といい、今夜の月を栗名月、豆名月と呼んでお月見をするそうです。 なんで十三夜なんだろう、、、満月に少し欠けた風情が粋なのか、ワビサビでしょうか。 昔に…

ル・コパン求人案内

辻まことが山歩きのつれづれを書いたなかにムササビの話があったように思う。 もう本も失くしてしまったので、読み返せないのだけど、ある山の宿屋に泊まった折にそこのおばあさんが、傷を負ったムササビを飼っており、そのムササビが幾日かして傷が癒えると…

リゾット

「スペルト小麦粒とレンズ豆のリゾット」スペルト小麦粒 80gレンズ豆 80gベーコン 40gローリエ 2枚ニンニク 1片タカノツメ 1本マッシュルーム 4個いんげん 5本トマト 1個他 季節の野菜塩 適量コショウ 適量1. フライパンにオリーブ油、ニンニク、タカノツメ…

並んだふたつの手、それは従順な生き物のように、もしくはよくできたロボットのようにパン生地をつまみ、折りたたんでいく、次から次へと決まった手順、決まった動作。 「よくきちんと動くなぁ」 そーっと人の仕事を眺めるように感心しているのは僕であり、…

大きな蝶

夏は終わった! とパンコウバ前の植木にとまったアオスジアゲハが宣言していった。 わかっているよ、もうパンも焼き始めたのだから、、、パンコウバは変わらず暑いけれど、外にでると空気の匂いが違うね。 もうとうに蝉たちも去ってしまった、あんなにうるさ…

旬の宮崎

パン屋の夏休み、宮崎日南地方に行きました。 ペラペラ印刷された東国原さんが、あちこちでにっこりと迎えてくれました、いまが旬のそのまんま宮崎です。 日南市飫肥・オビという町で友人が小さなパン屋を始めたので、遊びに行ったのです。 飫肥は山あいの城…

ママン プックワ?

フランスから友人が家族でパンコウバを訪ねてくれました。 彼らもパン屋、フランスの全部で150人ほどの小さな村で薪で窯を温め、パン種からパンを発酵させて大きなパンを焼く、手仕事のパン屋さんです。 数年前、僕は彼らを訪ねて行って、もうそのまま居つい…

ガンボを食べる

もう今日は満月だ、あの”チキンガンボ”を食べたパーティーの空には細い月だったな。 4階建ての古いアパートの屋上からは、そこが山手に建っている具合で芦屋の街から大阪のビルの灯りまで見渡せた。 「俺たちのルーツはアフリカなんかじゃなくて、奴隷船の…

モロヘイヤスープ

毎週土曜日のパン直売日、パンコウバ前の八百屋さんからモロヘイヤを分けてもらった。 とても青々として美しいモロヘイヤだ、思いたってスープにすることにした。 夜のパン仕込みの途中だから簡単に、、、鶏肉を油で炒めて、塩・コショウをする。スープ鍋に…

Dukkah

Dukkah デュカをブレンドしたパンを焼いたので、そのデュカのレシピを書いておきます。 ヘーゼルナッツ、アーモンドなどお好みのナッツ(ローストして粗く砕く)20g ゴマ 20g、コリアンダー10g、クミンシード7g、フェンネルシード1g ブラックペッパー少…

ピンホール写真みたい?

ちょっと半日、ポルトガルに旅行しました、いやギリシャだっけ、いやロシア、いや京都・柳馬場通二条上がる・の旅です。 京都ハリストス正教会といいます、明治36年建造、イイスス・ハリストス、ロシア語でイエス・キリストだそう。京都のパン屋さんを訪ね…

見よぼくらパン屋の旗

あるもんで繕屋、つくろい屋をはじめたおもんちゃんが、パン屋の旗を縫ってくれた。 なんか、それを見たら妙に安心した、もうこれでどこででもパン屋ができるって、、、道端でも、公園でも、誰かさんとこの軒さきでも、海の浜もいいな、 「パン屋」の旗あげ…

はちみつパンも、もうすぐおしまいだ。

蜂の巣というのは正六角形の筒を敷き詰めた壁をもっています。 六角形の筒が最も軽く少ない材料で広くて丈夫な空間を作ってくれるのです、ハチたちは、この中で子育てしたり蜜を貯めたりするのですよ。 と、これはハチ屋のお兄さんから聞いたお話。そうそう…

梅が実る

その梅林は、友人の父が亡くなる前に竹林を開いて植たものだそうだ。きっとまだ苗木から数年しかたっていないだろう、木の背丈は僕を追い抜いたぐらいだ。 三列にならんで20本ほど、誰も世話をする者がいなくなって枝は四方に伸び放題、枯れてしまった木もあ…

旧神戸移住センター

”うずはち養蜂園”さんの「私とハチ」という展覧会、神戸のCAP HOUSEというアートスペースで開かれているのだけど、実はこのCAP HOUSEがある建物は「旧神戸移住センター」という戦前戦後を通して25万人もの移民する人たちをブラジルなどに送り出した拠点だっ…

Beekeeper

はちみつパンの蜂蜜をいただくのは、「うずはち養蜂園」さん。 ”養蜂というユニークで謎めき、また詩的であるその営みにスポットをあてた展覧会” 「私とハチ」というなんとも奇妙なイベントを神戸で開かれています。 きのう、そのオープニングイベントに行っ…

冷汁ふたたび

以前に「冷汁」のことを書いたと思って見てみたら2005年の7月だった、もう2年も経つのかぁ、冷汁は宮崎の郷土料理。 宮崎でちいさなパン屋を開いた友人が日向柑、デコポンといっしょに冷汁のレトルトパックを送ってくれた、今日のお昼とした。 ごはんに豆腐…

雨が降った、芽を出せよ。

もう小学2年生になった小さな友に国語のテストがあった。 「”あまおと” を漢字で書きなさい。」 彼は”甘音”とかいたのだ、しっとりとしたあたたかい、大好きなお菓子のような雨なのだろう。そんな小学生Lifeの彼と友人とパン屋有志で畑をすることになった、…

ル・マン

「フランス語のレッスンをフランスの田舎で」という案内をフランス在住のパン屋の友からもらった。ここ最近、旅に出てないなぁ、僕のことを誰も知らない町で人間に化けた宇宙人のような気持ちで、ひとりカフェでお茶でも飲んでいたいなぁ。 いやいや、そうい…

「桜吹雪空に鯨を泳がせん」 というのは江戸は芭蕉以前の句、この日の花見、満開の桜が流れ込むような川にカツオは泳いでいなかった、もちろん空にも鯨は泳いでいない、とおい昔、このクニの空は豪勢なものだったのだ。

WE ARE THE THREE (ONLY!)

高円寺ニート組合の「三人デモ」のYouTubeでの映像、 http://www.youtube.com/watch?v=-5NXX5zs5k4 デモンストレーションと警察という組み合わせで笑えるというのは、とてもとても素敵。 「Don't depend Japan to tell you who you are. きみが誰であるかを…

菜の花

おとといの土曜日直売Dayに販売しようと、お付き合いのある高知の農家から野菜を届けてもらった。 マスタードリーフというちりめんからし菜、スティックセニョールという茎ブロッコリーにほうれん草と菜花、みんなみんな青い。 飾り用にと新聞紙にくるんでち…

Potato Eaters

”パンを じっくり噛みしめているとゴッホの「馬鈴薯を食べる人たち」を思い出しました” とパン屋の掲示板に書き込みをもらった。 ルーブルにいっても展覧会にいっても、ゴッホの星や月や糸杉や麦畑やひまわりなどの燃えるような、ぐらぐらした、目がまわるよ…