北の友へ

ameen2004-02-14

ひとつの瞑想を教わったことがある。
まず、目をつぶり、そのつぶった目の感じを感じる、自分が座っているお尻と床のあたりを感じる、胸に手をあて胸のざわめきを感じる、そうやってこの自分を感じたら、その感じる自分の範囲を部屋いっぱいに広げる、つぎには家いっぱいに、つぎにはこの町いっぱいに、どんどん広げてゆく、、、もののけ姫の夜のシシ神ダイダラボッチのように、わたしが山をまたぎ、わたしが海を越え、感じる自分というものをひろげてゆく、そのとき、、、
僕はこの瞑想をするときに、自分が広がるにつれて、そこにいる友人をひとりひとり思い出す。思い出すというより、その友を感じる、もう何年も会っていなかったとしても、僕のなかにその友は変わらずに存在している。
「セスがいることで、自分の中のアラスカはある輝きをもっていた。人と出会い、その人間を好きになればなるほど、風景は広がりと深さをもってくるように。その夜、ぼくは、、、」とアラスカという土地と人を愛した星野道夫は書いている。
さて、月曜日には、パンを送ります。 そこは北極圏ではないけれど、やはりひとづづきの雪のくにですね。
こちらは、今日、春一番が吹きました。