IL POSTINO

ameen2006-06-20

夏の帽子を購入、頭にのせると麦わらの匂いがしてくる。それがひとり真夜中だったりすると、なぜかさみしく思われたりします。 パブロ ネルーダのこんな詩を見つけました。



日ごとに訪れる 夕ぐれに 平和あれ
橋のうえに 平和あれ 酒に 平和あれ
わたしの使う言葉に 平和あれ
そしてわたしの胸にのぼってきて
土の匂いと愛にみちた 古いむかしの歌を 
くりひろげてくれる 言葉に 平和あれ
パンの匂いで目がさめる
朝がたの都会に 平和あれ
……
スペイン・ゲリラの
ひき裂かれた心臓に 平和あれ
そこでは ハートの刺繍のある座布団が
いちばん なつかしい
ワイオミングの小さな博物館に 平和あれ
パン屋と かれの愛に 平和あれ
小麦粉のうえに 平和あれ
やがて芽を出してくる麦に 平和あれ
茂みを探す 恋びとのうえに 平和あれ
生きとし生けるるものに 平和あれ
すべての大地と 水のうえに 平和あれ


http://www.breast.co.jp/cgi-bin/soulflower/nakagawa/cinema/cineji.pl?phase=view&id=105_ilPostino