氷下魚

ameen2004-08-30

”こまい”と呼んで氷下魚と書くらしい、そんなことも知らなかった、またどうでもよかったあの頃、阿寒湖畔、アイヌ民芸品店も店裏、このむやみに固い干し魚を金槌で叩きたたき、しきりにだるまストーブの前でむしっていた。もちろん、悪がきども、しこたま酔ぱらって、、、
いまでも、アイヌの鮭をくわえた熊や、ニポポやアイネメノコのレリーフなどが売られているのだろうか? 僕はその夏、阿寒アイヌ民芸村のホープだった。 大阪弁まるだしのアイヌの売り子だったけど、、、
とにかく僕はその夏から雪がふるまで、彼らと過ごして、すごく大事なことを学んだと思う。
それは雌阿寒を見上げた瞬間だったり、村の共同浴場の洗い場当番の夜のことだったり、もちろんアイヌの、そう、なんら僕たちとかわりばえのしないアイヌのろくでなしの友たちと酔ぱっらうことから、、、
”こまい”を北からのお土産にもらって、もう最後のひとつを酔い酔いむしってしまった、、、さぁ、夏も終わりだ、注文ももらった、働こう!