阿波シタール

ねころがって、シタールの音を聞いているとゆっくり温泉につかっているよう。 あのビィドロローンと、のびた音がからだにしみて気持ちがいいな、畳の上でざぶとんをまくらに聞く阿波の国のまったりしたシタール
徳島温泉、アタサの湯です。
友人たちが徳島で開いたシタールの集まりに車を飛ばして行って来たよ。
明石大橋をわたり、鳴門大橋をわたり、阿波のくに、のっぺりとしたとくしま市街をぬけ、公民館の大広間にて、古い友人、新しい友人、見知らぬ人たちとくつろぐ、午後の音楽会。
やぁ、やぁと顔を見あわせ、元気だったかい? こんにちは!とひとことみこと、言葉を交わしただけだったけど、帰りの車のなかはなにか、ほかほかうれしさがのっていた。
ふたたび大橋を渡る頃には、夜がきて黄色い満月が海に道を作っていて美くしかったが、同乗者が”あの月が時間がたつとどんどん上にあがっていくんだよ!”と感動したように言うので、僕はためいきをついてただ運転したのだ。
よい一日だった、ありがとう、みんな。