洗う

ameen2005-05-07

新しいパン屋のそれまた狭い事務スペースの床に古い廃材の板を張ることになった。釘穴やモルタルの汚れさえある、大工さんの下働きの僕が2日かけてゴシゴシ洗う。
フランスでも同じように古いレンガを洗った。 友人を訪ねてル・マン近郊の村のパン屋にやっかいになった時、ちょうど彼らは古い農家を買い取って自分達で住めるように補修していた。僕が訪ねたときは2階のレンガ壁を壊して、そのレンガを洗って別の壁を作ろうとしていた。2階の壁穴から投げられたレンガをバケツの水でゴシゴシ汚れを落とす、2月の北フランスは毎日が霧雨のようだった、100年前のレンガかもしれない、、気が遠くなった。
今日、夕方に現場に行くと床が張られていた、あ、この木目はここに来たのか、このキズはこっちにやられたか、パンの並ばないパン屋、あともう少し。