ぴょん吉

ameen2004-06-20

僕がフランス渡りの”うさぎ”の抜き型♪ 買ったんだぁ、と喜んでいたら隣にいた某が、いい年のおっさんが、、、とつぶやいた。
その自分の調子のいい軽薄さで思い出した、つげ義春の「ほんやら洞のべんさん」、 越後地方の旅でふと一夜の宿に訪れたひとり暮らしのべんさんの家、その土間の片隅に”ぴょん吉のいえ”と子供の字で書かれたからっぽの箱があって、かなしい。 べんさんは語らない。
つげ義春は、ほんとうにべんさんに会ったのだろうか、べんさんに「お前さまはべらべらとよくしゃべるね」と言われただろうか、べんさんと鳥追いの祭りの夜に鯉を盗みに行ったのだろうか。
あぁ、「お前さまはべらべらとよくしゃべるね」