もう一度、獏さんおいで

       夜景 
   あの浮浪人の寝様ときたら
     まるで地球に抱きついているかのようだとおもったら
       僕の足首が痛み出した
   みると地球がぶらさがっている
”詩人・山之口獏をうたう” が沖縄から届いた。なにが素敵ってたくさんの人が、たくさんの楽器で獏さんの詩を歌っている、ギターにソプラノサックス、三絃、トロンボーンジャンベの音もある、ピアニカだってある。
獏さんの詩には、るんぺんだのものもらいだの、焦げたいわしだのと生活くさい貧乏くさい言葉が多いけど、実はまあるい地球がいつも出てくる。地球の上での生活なのだ、だれもかれもが、なんだかんだいっても。
パンの作業中に音楽はかけないけれど、僕の頭のなかには獏さんをうたうみんなの歌がまわっています。 しばらくそんなパンです、これからお届けのみなさま。
http://hb6.seikyou.ne.jp/home/bc/catalog/baku.html