縁ゆえに。

ameen2004-02-22

どうしてパン屋になったか? と問われれば大変困る。
なんて答えよう、僕の生きてきた過去のどこから話せば答えになるだろう? 10代の終わり頃にふらふらと旅にでたことが、パン屋になる必然とつながるだろうか? いや、八百屋でも大工でもよかったんだ、でも、僕にはパンがやってきた、それだけなんだ。
この世界の複雑かつシンプルな相互依存的連係生起、えーっと、つまり人との出会い、地の縁、時の縁の絶妙なタイミングでうねる波に運ばれ、いまの自分がある。 あのとき、ひとつそれを選ばなければこうはならなかっただろう、の連続の折り重なった末のいまの僕のありよう。
なんと不思議で神秘的なことだろう。
今日はパンの仕込み時間のあいたすきに、子供たちに作業場をのっとられた。クッキーを焼くんだと、、、
君たちも、こうしてクッキーを焼いて過ごす時間が、これからのなにかにつながっていくんですね。
まだまだ、長いね。