絵とパンの手仕事

ameen2004-01-11

今日は絵を描いていた。月に一度友人たちと集まって絵を描いている、そんなたいそうなものじゃない、お絵かきなんだよ、おもいつくまま、考えのないまま色をおき、指でこすり、はては両手を使って絵の具を塗りたくる、一枚の紙の上にいろんな色と形の出会いがあり、1センチ四方ごとになにかが起こっている、創造というより発見! そんなことが楽しい。

パンも手でつくる、粉と水を捏ね合わせ形を作っていく。同じように手を使い、指の感覚のよろこびもある、きっとセンスも要求されているだろう、でもパンは製造だ。パンはパンだ。

どちらにもよろこびがあり、終わった後の疲れがある。そして、パンに作者はいない、職人の仕事なのだから。絵だってそこに描いた人が見えすぎると、見ていて苦しい。

無名のおいしいパンが作りたい、無名の美しさを描きたい。自分の表現を超えて含んで、、、
ねぇ、寛次郎さん。どろぼうに入られちゃって。