ネロとヒーニー、それからヨーコ

1972年、北アイルランドの街で友人と歌と詩のテープを録音するためにスタジオに向う途中、市内で多くの爆破騒ぎがあり、「他の人々が苦しんでいるときに歌い始めるという考え自体が、その人々の苦しみに対する犯罪のように思え」歌うことができず、録音をされなかった。という話しから書き始められるのは、北アイルランドの詩人、シェイマス・ヒーニーの「ネロの興味深い例とチェーホフのコニャックとノッカー」
ネロの興味深い例とは、「暴君ネロはローマ炎上の最中に楽器をかきならしていたという悪名高い話しがある。ネロをよくいう人は誰もいないように思える。いや果たしてそうだろうか。音楽と詩を陽気に肯定することが、どうして人生に対する恥知らずな行いになるのか。」
興味深い?
僕はテレビも新聞もとっておらず、最近はパン生地ばかり見ているけど、それでも聞こえてくる世界の炎上、、、パンを焼き、陽気に働くことが、世界の悲惨にたいして見ぬふりという恥知らずなことにならないために、、また、ただパンをおいしくたべるために、さて。
オノ・ヨーコが来日している”日本の皆さんへのメッセージは、「気を落とさないでください。」です。”
http://plaza.rakuten.co.jp/vijay/diary/#2004-04-19