2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

氷下魚

”こまい”と呼んで氷下魚と書くらしい、そんなことも知らなかった、またどうでもよかったあの頃、阿寒湖畔、アイヌ民芸品店も店裏、このむやみに固い干し魚を金槌で叩きたたき、しきりにだるまストーブの前でむしっていた。もちろん、悪がきども、しこたま酔…

出羽島の貝

シマの浜は丸く削られた大小の石浜だ、なので泳ぐというより磯遊びに興味が向く、それにどれひとつとっても同じではない貝たちのデザインを見逃すわけにはいかない。 なんといっても貝は魅力的だ。 それでも、数年前にNHKの「未来への教室」にでていたヒ…

出羽島旅行報告

旅というにも、旅行というにもあまりに短い1泊なのだけど、そんな時間がどうたら、、言わせないほどの時が流れているシマだった。 四国は、徳島県からたった20分ほどの連絡船が石積み突堤のちいさな港に入って行く、その赤や緑や黒の原色のペンキに塗りた…

ファリーナ・ディ・カスターニャ退場報告

ファリーナ・ディ・カスターニャは栗の粉。 イタリアの栗にはカスターニャとマッローネというのがあるらしい、カスターニャ栗はイガの中に3粒、山間部の小麦のとれない地方ではこの栗をお粥ポレンタにしたり、カスタナッチョという松の実を入れたお菓子にし…

お盆だし、、、

死を初めて意識したのはわれわれの異母兄のネアンデルタール人、いまからおよそ6万年前の氷河期の真只中、われわれとは少し様子の違う眼窩上隆起の人たちが霧のたちこめる洞窟に死んでしまった仲間を埋葬したんだ、季節は春遅く、5月から7月頃。 彼らは死…

友来る、

きのう帰省の折りにと、友人父子がはるばる訪ねてくれた。軽のボックスカーにベットを乗せて、その生活のままが旅の彼らは、僕の留守にしたあいだにやって来て、帰ってきた僕を極上の中国茶で歓迎してくれた。 うちのガレージの脇に転がっていたベンチと机が…

だらだら、

「料理王国」今月号は”ハード系でいこう!”パン特集、この暑いのに? 確かに9月号だけど、夏は一番パンの売上が落ちる時期なんだけど、、、うちは夏休みなんだけど、、だから〜? うちわ片手にこの雑誌読んで勉強してます、あのパン屋さん、なにかいいこと…

アイヌ ネノ アン アイヌ

梟の神は、 「銀の滴降る降るまわりに,金の滴降る降るまわりに.」という歌をうたうらしい、 Shirokanipe ranran pishkan, konkanipe ranran pishkan. ランラン♪ 1922年に19歳で急死した知里幸惠の残した『アイヌ神謡集』。 もう20年もたつ、この岩波文庫…

やったー、夏休み。

今日、夏休み前、最後のパンを発送! 春から長いマラソンのようなパン焼きの日々だったけど、ここでひとくぎり。すべてのパンが100点満点とはいかなかったけれど、とにかく完走だ。 パン焼きは毎日がボクシングの試合のようだと云う人もいるけど、僕には…